
キャンプにクーラーボックスの保存で肉や野菜、食材別の工夫とは?
クーラーボックスは飲み物や食材の保冷用ボックスとしてとても便利ですが、上手な使い方を知れば、利便性がグンとアップしますよ。
こちらでは、肉類、野菜類、魚介類、卵に関してそれぞれのクーラーボックスの活用方法についてご説明します。
ぜひ、ご参考にくださいね。
肉類のクーラーボックスへの保存方法は?
牛肉や豚肉は、精肉してすぐのものならば、数日間の冷蔵保存が可能です。
冷蔵庫のチルド室で保存し、出発前日に普通の保冷室へ移しましょう。
出発当日、タオルでくるんでビニール袋に入れ、氷の入ったクーラーボックスへ入れます。
タオルでくるむことで、クーラーボックスの開け閉めによる温度変化の影響を受けにくくなるのです。
なお、鶏肉は日もちしにくいので当日、あるいは前日に買うのが良いです。
牛肉の塊などは、直接タオルやガーゼにくるみ、そのうえでビニール袋に入れて保存します。
これは余分なドリップ(肉汁)を吸収し、かつ、肉の乾燥を防ぐためです。
また、たれに漬け込んで真空パックになって売られている焼き肉やジンギスカンは、比較的日もちしやすく便利です。
ただし、これも夏季や夜を越すときはクーラーボックスで保存することです。
・ポイント
清潔なガーゼで肉塊をくるむのは、精肉店で高級和牛がサラシに包まれて陳列されているのと同じ理由です。
・ドリップ(肉汁)がもれると汚れるだけでなく、衛生的にもよくないです。
密閉式のビニール袋が便利です。
・肉はたれや味噌に漬け込むと長もちします。
ただし、何日も漬けておくと味が濃くなりすぎます。
魚介類のクーラーボックスへの保存方法は?
次に、魚介類の保存方法についてです。
魚介類はなんといっても鮮度が命です。
できる限り当日。それがムリでも前日には仕入れておきたいものです。
魚は必ずエラとハラワタを抜いておきましょう。
スーパーですでに処理されたものを求めるよりも、鮮魚店や地元の市場で鮮度を確かめてからさばいてもらったほうがGoodです。
そのうえで、乾燥を防ぐために充分にぬらした新聞紙でキッチリと包み、1尾ずつビニール袋に密封して氷の入ったクーラーボックスに保存します。
魚は何尾かずつまとめても構いません。
また、貝類は種類ごとに袋分けします。
生きていることが大切なので、呼吸しやすいようにビニール袋の口を開けておくかふくらませてクーラーボックスへ入れましょう。
なお、貝類で注意するのはホタテ。
身の側とふたの側があり、ふくらみを持ったやや大きな殻のほうがふたです。
ふたのほうを上にして保存しないと窒息してしまうのでよく確認しましょう。
・ポイント
それでも夏場は、新鮮なものを確実に保冷できそうになければ、避けるのが無難といえるでしょう。
野菜のクーラーボックスへの保存方法は?
ジャガイモやニンジンなどの根菜類は、クーラーボックスに入れるまでもないです。
ホウレンソウやシュンギクなどの葉モノは、ぬれた新聞紙に包んでビニール袋に入れ、生えているときのよつに立てた状態でクーラーボックスに入れます。
こうするとしおれにくいのです。
ネギは暑い車内に入れておくと強烈なニオイとともに傷んできます...!
だいたい20㎝程度に切ってチャック付き保存袋に入れ、クーラーボックスに保存するとよいですよ。
果物は冷蔵しなくても保存できますが、おいしく味わうにはやはり冷やしたほうが正解でしょうね。
・ポイント
洗いや皮むきの手間がなくもゴミも減りますしね。
卵のクーラーボックスへの保存方法は?
続いて、卵の保存についてです。
卵の生産日偽装事件は、ある意味、その保存に対して「目からウロコ」でした。
賞味期限表示は常温保存での期限であり、冷蔵すればはるかに長期間の保存が可能なのだと知りました。
割れやすいのが唯一の欠点ですが、それを除けば、さまざまな料理に応用が可能なだけに、キャンプでも重宝しますよ。
その割れやすさも、専用の卵ケースを使ったり、キッチンペーパーをクッション材にしてコッヘルに入れておけば、まず大丈夫でしょう。
ただし、ゆで卵にすると途端に日もちがしなくなるので注意しましょう。
・ポイント
コッヘルは卵の上下にもクッションを。