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祭り

京都祇園祭の歴史や始まった由来は!?山鉾巡行はいつ始まった?

 
京都市東山区の八坂神社(祇園社)の祭礼、また、同社を勧請して各地で行われている諸社の祭礼。
 

京都の祇園祭りは、7月1日の吉符入から始まって1ヵ月近くにわたるのですが、なかでも17日の山鉾巡行と前日の宵山は有名ですね。
 

そんな祇園祭りはいつ・どんな時代にどうやって始まったのでしょう。
 

今回は京都の祇園祭の歴史についてお話したいと思います。
 

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京都祇園祭の歴史や始まった由来は!?

古くは祇園御霊会(祇園会)とよばれ、その歴史は平安時代に遡ります。
 

天災や疫病の流行を不慮の死や横死した怨霊などのしわざと考えてさまざまな手段で霊を慰めて鎮送する御霊会は、はやく『日本三代実録』貞観5年(863年)5月20日の記述に見えています。
 

その後も、疫病の流行にともなってたびたび行われたのです。
 

場所を選び、臨時の祭壇を設けて霊を慰撫し鎮めるためで、祇園の地も御霊会の祭場の一つでした。
 

祇園社の創建については定かでないが、御霊会と深く関わって成立したと考えられています。
 
 

祇園御霊会は御霊信仰を背景に登場した祭礼で、天禄元年(970年)から毎年営まれるようになったといわれています。
 

祇園社の祭神である牛頭天王は、もともと疫神として災いをもたらす存在でありましたが、やがて疫病を封じ人々を守護する神として信仰されるようになりました。
 

祭礼には朝廷から種々の奉納があり、神輿渡御の列も華やかさを増していきました。
 

平安時代末の制作と推定される『年中行事絵巻』には、田楽を演ずる1団や馬に乗る巫女、風流を施した演出など祇園御霊会の一面が生き生きと描かれています。
 

京都祇園祭の山鉾巡行はいつ始まった?

今日、祇園祭りといえば山鉾を想起するほどですが、山鉾巡行が始まったのは南北朝時代(1336年~1392年)からです。
 

それを支えていたのは台頭してきた町衆の経済力と心意気でした。
 

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本来、神輿渡御に従っていた鉾や山はやがて独立して町々を巡行するようになりました。
 

その後、京都を戦乱の坩堝に陥れた応仁、文明の乱(1467年~1477年)で祇園会は中断を余儀なくされるが、それでも明応9年(1500年)には復活し新たな展開が始まるのです。
 

江戸時代に入ると、山鉾巡行や神事の形式が整備され、現在の祇園祭りにつながる行事内容がほぼできあがるのです。
 

天明8年(1788年)に京都を襲った大火で被害をうけましたが、大火後は宵山が一層盛んになり山鉾の装飾も華麗さを増しました。
 

お迎え提灯などの新しい趣向も生まれ、町の祭礼として定着していきました。
 

そして、幕末の激動期を経て明治元年の神仏分離令により、祇園社は八坂神社と改められ祭神を素戔嗚尊(スサノオノミコト)と定めました。
 
 

現在の祇園祭りは、祭礼の打ち合せと祭神を祀る7月1日の「切符入」に始まり、2日の山鉾巡行の順番を決める「鬮取式」、10日の「神輿洗い」といった具合に29日まで日を追っていくつもの行事が進行します。
 

特に、16日の夜は「宵山」で、駒形提灯を点した山や鉾が各町にならび、流れてくる祇園囃子の音とともに祭りの高揚感は一段と高まるのです。
 

17日は「山鉾巡行」。
 

長刀鉾に乗った稚児が斎竹に張った注連縄を切りおとし、山鉾巡行が始まるのです。
 

32基の山鉾が町に繰り出すが、長刀鉾を先頭にあとは鬮で決めた順に従って進みます。
 

沿道にはあふれんばかりの人が押しかけて祭りは最高潮に達します。
 

一方、神社では夕方から「神幸祭」が始まるのです。
 

本殿で神事が行われたあと、神輿会の舁手によって3基の神輿が順次四条御旅所に渡御します。
 

「還幸祭」は7日後で、24日の夕刻に御旅所をでて神社にむかいます。
 

1ヵ月近くつづいた祭りは、29日の神事済奉告祭で終了します。
 


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京都祇園祭は全国各地に広まった

疫病退散をかかげてさまざまな趣向を凝らした祇園会は、長い歴史のなかで全国各地に広まり、夏祭りを代表するまでになりました。
 

山車や屋台などの作り物を連ね、太鼓・笛・鉦の囃子にのって渡御する祭礼の様式は京都の祇園会の影響といってよいでしょう。
 

・福岡市博多区櫛田神社の祇園山笠

・北九州市小倉区八坂神社の小倉太鼓祇園

・千葉県成田市成田山新勝寺の成田山祇園会

・千葉県香取市八坂神社の祇園祭り

 

など、全国的に知られた祭礼は数多くあり、それぞれの地域に根づいた特色のある祇園祭りが伝承されています。
 

佐賀県唐津市呼子町小友八坂神社の祇園祭りは、旧暦6月14、15日に開催されます。
 

男衆が高さ一五メートルの飾り立てた山笠を担いで町内を巡行したあと、潮時を見計らって小友湾に入り海中を練り歩くのです。
 

大漁祈願と悪疫退散を願う祭りで、山笠の飾り物は解体後に担いだ者で分け合い、持ち帰って厄除けにするといいます。
 

暴れ神輿」などといって、神輿を地面に激しく打ちつけたり川や海に投げ入れたりする祭りも少なくないです。
 

暴れれば暴れるほど厄除けになるとか豊作・豊漁に恵まれるなどと伝えています。
 

土地の水神祭りと習合している例もみられ、また、祭りの期間中は胡瓜を食べないとの禁忌も一般的です。
 

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