
忘年会で幹事になった!司会挨拶はここを気を付けて!挨拶例もご紹介
会社勤め、特にサラリーマンの方は、同僚との飲み会とは別に、新年会、歓迎会、懇親会、送別会、忘年会といった定期的な宴会があるものですね。
会社の忘年会や新年会といった宴での幹事さんは、司会進行役に徹するべきですが、中小企業や零細企業の場合、挨拶や乾杯の音頭なども任される場合が多いかと思います。
今年の忘年会の幹事をまかされたんだけど、先輩や周りに聞きづらいし、何したらいいのかわからない(´;ω;`)ウッ・・・
忘年会で幹事の挨拶はどのタイミングでするの?
忘年会の幹事が挨拶で気を付ける点は?
忘年会の幹事のスピーチってどんな内容を話せばいいのかわからない・・・!
あなたは今、このように悩まれていませんか?
幹事さんの役割は日程決め、会費決め、会場(お店)決め、案内メールや参加者の確認、余興や二次会等々・・・
当日の宴を失敗しないためにも裏方としての準備もあって大変ですよね。
挨拶自体苦手だし、辞退したいなぁ><なんてことも...
ここでは、特に中小・零細企業にお勤めで、宴会で挨拶を予定されている幹事さんにフォーカスをあてています。
幹事さんが当日に挨拶はどのようにするものなのか、
挨拶について気を付ける点などをまとめましたので、ここでしっかり確認していきましょう。
忘年会で幹事が挨拶をするタイミング
会社の忘年会などの宴で、一般的に挨拶(スピーチ)は以下のようにあります。
- 始まりの挨拶
- 乾杯の挨拶
- 中締めの挨拶
- 締め(最後)の挨拶
以下にそれぞれの挨拶が何を意味するのか、どういうタイミングで挨拶するものなのかをまとめました。
始まりの挨拶
宴会の始まりを告げるための挨拶です。
参加者がひととおり揃っていてテーブルのセッティングもできていれば予定時刻より早くても挨拶を始めてよいでしょう。
あるいは予定時刻を過ぎているのに人数が揃っていない場合は、到着予定を確認のうえ、まだ時間がかかりそうであれば先に挨拶をしてしまいましょう。
乾杯の挨拶
みなさんご一緒に乾杯しましょう~、という「乾杯の音頭」になります。
乾杯の挨拶は「始まりの挨拶」が終わったらそのまま流れで移ります。
一般的に、参加されている中で最も目上の方(社長さんなど)に乾杯の発声をお願いするものですが、
もし幹事が乾杯するという慣習の会社であれば、始まりの挨拶をしたらグラスを手に持ちそのまま乾杯の音頭に移ります。
中締めの挨拶
宴会などで終了前にひとまず一区切りをつけるための挨拶です。
一区切りをつけるのは、終了を伝えるものではありませんが中締め挨拶をすることでしばらく歓談が続く中でも退席したい人たちへの配慮として、最後の締めの挨拶の前に中締めとしてされるものです。
中締めの挨拶は乾杯の挨拶で発声をお願いした方の次にお偉い方(常務、専務、部長さんなど)に発声をお願いするものですが、幹事さんが挨拶する慣習があるのであれば、終了時間の少しまえ(20~30分ほど前)になったら、立ち上がって注目を集め、一区切りの挨拶をしましょう。
締め(最後)の挨拶
文字通り、締めの挨拶ですので、本当に会の終了を告げる挨拶です。
締めの挨拶も幹事さんから注目をよせ、社長さんや目上の方に発声をお願いしますが、幹事さんご自身でされる場合もあります。
忘年会の幹事が挨拶で気を付ける点
幹事は司会進行役
乾杯の音頭や中締め・締めの挨拶は一般的には幹事さんが社長や目上の方にお願いし発声をしていただくものです。
社員さんが集まる場ですから、上司の顔をたてる意味があります。
全て、幹事さんがされるというのが予め決まっているのであれば別ですが、そうでない場合は、勝手に乾杯の音頭や締めの挨拶を幹事さんがしてしまうのは返って無礼な行為にあたってしまいます。
あくまでも、幹事は司会進行役です。
礼儀知らずだな、と思われないためにも事前にその方へ挨拶の準備をお願いしておきましょう。
話す内容に注意
乾杯の挨拶などを主賓に振る場合は、幹事さん自身が話される内容は定型文的なセリフに徹するのがベターです。
もし仮に、社長や上司が挨拶のために用意していた言葉(フレーズ)を先に喋ってしまっては台無しになってしまうかもしれまえせん。
また、幹事はあくまで司会でありお世話係りですので、挨拶は手短に、且つ、しっかり声が行き届くように話すことを心がけましょう。
乾杯挨拶よりも中締めの方が格下
社長や上司に乾杯の音頭や中締めの挨拶をお願いする場合、「中締めの挨拶」をお願いする方は「乾杯の音頭」をお願いする方よりも格下にするのが通例です。
もちろんその場の雰囲気で自由にされていればこのような慣習にのっとってする必要はありませんが、何も指定もされていない場合はそのことは念頭に入れておきましょう。
「一本締め」について
『
いよぉ~お!
パパパン、パパパン、パパパン、パン!(手拍子)
』
と、会社の宴の締めではよくみなで「お手を拝借~」としますよね。
ときどき誤解されている方で、このことを三本締めと誤解され、一本締めでは
『
いよぉ~お! パン!
』
と一回の柏手で済ませることがあるようです。
これは、一本締めではなく、「一丁締め」です。
一本締めの「一本」は
『
いよぉ~お! パパパン、パパパン、パパパン、パン!
』
であって、
三本締めの場合は
『
よぉ~お!
パパパン、パパパン、パパパン、パン!
パパパン、パパパン、パパパン、パン!
パパパン、パパパン、パパパン、パン!
』
とこの手拍子を合計三回繰り返すことです。
世間では誤解されている方がよくいらっしゃるようなので、
一本締めでやったのに一丁締めが混在してキレイに締まらなかったという話も実際にちらほら・・・
ですので、締めの一本締めをする際に幹事さんや中締め担当さんが
『え~、いわゆる一本締めは正式には一丁締めと言うそうですが~』
などと少しうんちくを傾けて、
『では!本日は一丁の方の一本締めにて~』
と、いったん意思統一してから締めるのも1つのテクニックです。
忘年会の幹事の挨拶はどんな内容を話すのか
幹事さんの挨拶は手短に、定型的な挨拶を心がけましょう。
無難な挨拶内容として、古くささもありますが、当たり障りのない挨拶例は以下のとおりですので、あまり頭を悩ませすぎない様に、明るく、気持ちよく挨拶しましょう!
開始時(始まりの挨拶・乾杯の音頭まで)
ささやかではありますが、今年も無事に忘年会ができてうれしいです。
楽しく飲んで食べて、今年の苦労を忘れたいと思います。
では、乾杯!
(または、「では、社長に乾杯の音頭をお願いします。」)
一次会終わりのとき(中締め・締めの挨拶)
このまま、二次会へ繰り出される方、急いで家路に着く方いらっしゃると思いますが、これからもつつがなく会社の発展と皆様の健康を祈願して一本締めを行いたいと思います。
それでは皆さん、お手を拝借ください!いよぉ~お!(手拍子)
あとがき
いかがでしたでしょうか?
ここまで会社の忘年会で幹事が挨拶するにあたっての気を付けるポイントについてお話しましたのでもう一度覚え書きとしてまとめていきますね。
・忘年会で幹事が挨拶をするタイミング
▼覚書き
・始まりの挨拶
→宴会の始まりを告げるための挨拶は、開始予定時間になり参加者が揃ったら始めましょう。
・乾杯の挨拶
→みなでグラスを持ち乾杯をする音頭をとります。始まりの挨拶の流れで幹事さんご自身か、主賓に発声をお願いしましょう。
・中締めの挨拶
→宴会などで終了前に一区切りをつけるための挨拶です。
・締め(最後)の挨拶
→会の終了を告げる挨拶です。終了時間になったら歓談されている皆さんの注目を集め、幹事さんご自身か、主賓に発声をお願いしましょう。
・忘年会の幹事が挨拶で気を付ける点
▼覚書き
・幹事はあくまで司会進行役である
・主賓の挨拶言葉とバッティングしないよう話す内容に注意すること
・乾杯挨拶よりも中締めの方が格下である
・「一本締め」についての誤解に注意
・忘年会の幹事の挨拶はどんな内容を話すのか
▼覚書き
(例文は本文参照)
幹事はあくまでお世話係・司会進行として、無難で定型的なセリフでの挨拶を徹底しましょう。
幹事さんは当日までの準備も一苦労で、周りに相談できる方がいればいいのですが、みなさん忙しくされているとなかなか教えてもらうのもネットになってしまいますよね^^;
挨拶なんて、話す内容をそのまま教えてもらっても逆に話しずらくなってしまったりしますし、ここで幹事さんが気を付けるべきポイントや理由を理解されて、スッキリとした気持ちで当日はぜひともよい宴会を成し遂げられればと思います!